京都市がふるさと納税寄付金の一つとして「三条大橋の補修・修景」に対する寄付を募集しています。
老朽化が進行していて、木製欄干の取替等が必要とのこと。
木製高欄の更新には,多大の費用がかかるそうです。
「多額の費用をかけてまで、木製欄干を取り替える必要があるのかな?」
と思い、少し調べてみました。
…さすが三条大橋。
様々な歴史をお持ちです。
歴史ある三条大橋を後世に残すために、多大な費用をかけるだけの価値があると感じました。
三条大橋の歴史について簡単にまとめてみました!
↓↓↓
三条大橋の三大ポイント!
① 秀吉が架けた日本初の石柱橋である
②池田屋騒動の時の刀傷が残っている
③駅伝発祥の地である
① 秀吉が造った三条大橋
『洛陽三條 之橋至後 代化度徃 還人盤石
…中略…
天正十八年庚寅 正月 日 豊臣初之 御代奉 増田右衛門尉長盛造之』
三条大橋の飾りに刻まれた銘文です。
おおよその意味は
「京都三条の橋は、後代まで往来する人々の助けとなる。…(以下省略)」。
428年の時を経て、まさに今、三条大橋は私たちの助けとなってくれています。
秀吉は私たちの時代まで見据えて三条大橋を架けてくれたんですね。
②池田屋騒動の時の刀傷が残っている
三条大橋の欄干の飾り(正確には擬宝珠→ギボシ)をよく見ると、何やら傷がついてます。
この傷、ただの傷ではなくて実は池田屋事件の時についた刀傷といわれています。
三条通りにある池田屋(現在は跡地)から三条大橋までの戦いを想像すると、なんだか熱くなるのは私だけでしょうか。。
「刀剣乱舞」というゲームでも「三条大橋」のステージがあったりして、刀剣ファンの方の間でも一つの聖地となっているそうです。
③駅伝発祥の地
今、大河ドラマ「いだてん」でも話題の駅伝。
約100年前(1917年)に開催された日本初の駅伝のスタート地点は、三条大橋でした。
日本初の駅伝は「東海道駅伝徒歩競争(東海道五十三次駅伝)」。
三条大橋は、東海道五十三次の西の起点でもあります。
三条大橋北東角には「駅伝の歴史ここに始まる」と記載された石碑も建っています。
現在の三条大橋
この様なすごい歴史を持った三条大橋ですが、直近の更新から約40年が経過し(現在の橋は昭和25(1950)年に改築)、更新当時の美しい姿からは大きく変わってしまっています。
確かにだいぶ老朽化しています。
安全性には問題ないそうですが、これは美しい姿に戻したいですね。。
目標金額と資金使途
・目標金額: 1億円
・資金使途:木製高欄の更新をはじめとした「三条大橋の補修・修景」
京都市の財政状況
京都市は、平成30年度
●ふるさと納税の額 : 1億8千万円
に対し、
●寄付金控除による市民税の減収額 : 30.2億円。
さらに平成31年度は、寄付金控除による市民税の減収額は39.1億円に拡大します。
増加を続ける社会福祉関連経費などの不足分を、将来の借金返済に備えた積立金の取崩しにより何とかまかなっている厳しい財政状況に更に追い打ちをかける結果です。
寄付を通じて、私たちもふるさと納税の本来ありかたや、ふるさととの関わりを考える良い機会にしてみてはいかがでしょうか。
寄付特典
寄付をされた方には、特典があるそうです。
共通の寄付特典
+
◇ニュースレターの送付
◇工事現場見学会の優先招待
お問合せ等
●詳細サイト
https://www.furusato-tax.jp/city/product/26100
●お問合せ先
京都市 行財政局 財政課 財政課
電話:075-222-3290
ファックス:075-222-3283